調香師になるのに必要な資格などはありません。ただ、調香師と関わりの深い香料を扱うには理系の知識が不可欠です。
そのため調香師を必要とする会社の多くは理系の大学卒業者を条件として採用していることがほとんどになります。
調香師になる方法 ~資格・学歴~
基本的に調香師の仕事は香りを扱うプロフェッショナルとして知られていますが、香りに対するセンスが重視されるとイメージされる人も多いです。
しかし、実際には香料の分子構造など科学的な知識を身につけていることが重視されます。香料における分子構造を理解していれば、どのタイプの香料に属するかが判断でき、大きな意味を持つからです。
どの香料を扱う調香師になりたいのかでも異なりますが、基本的に化学、薬学系の知識を身につけておいて損にはなりません。
特に修士や博士課程まで学習を進めておけば、より就職でも有利になってくるでしょう。この薬学や化学の知識と同時に身につけておきたいのが外国語です。特に英語やフランス語はある程度専門的な会話ができるほどには習得しておくのがお勧めです。
調香師の本場とも言われるのがフランスで、香りに関する情報はフランス語で書かれていることがほとんどになります。同時に、英語も必要とされる言語ですのでフランス語と同程度には学習しておくべきでしょう。
理系の大学卒業者しか調香師になれないのかというとそうではありません。日本国内で数は少ないものの香りに関して専門的な知識を得られる学校があるからです。
調香師として必要になる知識を座学だけではなく、実習で学ぶことができますので即戦力としての力を蓄えられるのが特徴です。
ただし、調香師の就職先そのものが少ないので、万が一になれなかったときのことを考えると通常の大学に進学するのも悪くはありません。
ちなみにフランスでは香りの専門学校がありますので、本場に留学するのも1つの方法だといえます。
調香師については日本国内ではこれといった資格はありませんが、国家資格の1つに臭気判定士というものがあり、調香師に通じるものがあります。
また、民間団体では日本調香技術師検定といったものや、ハーブに関する資格、アロマに関連する資格を取得しておいて損はありません。
特にアロマ関係の資格は香りに関するものが多く、調香師として役立てることができます。代表的なのがアロマフレグランス・デザイナーの資格です。
この資格を取得すれば調香師になれるというものはありません。基本的には学歴が優先されるものですが、実務で役立てる知識が得られる専門学校などを利用するのも1つの方法だといえます。
ただ、民間団体には香りに関する資格も多くあるので、調香師を目指すのならそうした資格を取得しておくのがお勧めです。
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